2007年5月 8日 (火)

八卦掌の医療効果

武術というと戦闘的な身体訓練、
と思う方が多いかと思います。

「中国挙法の歴史」(1975)によると、

中国武術の訓練法には、
身体を外的に鍛える外功法の他に、
内蔵を鍛え健康を保つための内功法があります。

内功法とは、
古くからある導引(医療体操)と
吐納(呼吸法)を一つにした訓練法と考えていいでしょう。

ですから、
八卦掌気功では、
どのような動きもすべて気功です。
そしてすべての形は戦闘的な動きの基礎となります。

武術訓練は、すなわち健康法であり、
健康法は、また同時に身体訓練につながります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 5日 (土)

奥伝八卦掌

「中国挙法の歴史」(1975)に
八卦掌のことが書いてあります。

中国三大武術の一つですが、その中でも、
八卦掌は集大成であり最強の武術です。

少し長いですがこの本から引用してみます。

中国挙法というと、拳を握って打ち、けりを行う日本の空手道に似たものと考えている人も多いと思う。しかし、空手と最も異なっている点は、八卦掌の行動法則は、拳を用いず手のひらをパラパラと開いたまま動作するところにあり、その技法に八卦掌の特徴がある。

内家拳三大門に関して、古伝では「太極拳で円い流れの動きを覚え、形意拳では必勝法のコツを覚え、八卦掌で挙法の変化と応用を知る」とあり、八卦掌の基本技法の中には、形意拳の特色や太極拳の動きが巧みに取り入れられている。「太極、形意、八卦により清代から今日までの中国圏法の流れがわかる」といわれてきたが、それは日本流の考え方で言えば、太極拳は入門編であるので初伝となり、中伝は形意拳、八卦掌は奥伝にあたることになる。

中国挙法のエッセンスをすべてもつ八卦掌は最高峰の挙法です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月20日 (金)

工藤公康選手と股関節(2)

もう少し、
NHKの「若さ保つ!鉄人に学ぶ健康術」
について書きます。

工藤選手が「すべては股関節から!」
と熱っぽく語っていたのは印象的でした。

工藤選手のカラダの動きを見ていると、
確かに、股関節でカラダを動かしています。

投球の際の捻りも、
カラダ(上体、腰)ではなく、
股関節で捻っています。

だからパワーがあります。
しかも、股関節でカラダを動かすので
腰を痛めることがありません。

工藤選手の場合、
鍛えられた筋肉は大きく、
股関節の可動域も大きい。
威力があるのが納得できます。

この「股関節」で動くというのは、
まさに八卦掌の動きです。

八卦掌の基本です。

八卦掌の場合は、
股関節を動かしながら、
関節を柔らかくして、
インナーマッスルを鍛えます。

野球選手のような瞬発的な筋肉パワーではありませんが、
浸透していくようなズンと重いパワーを内側で鍛えます。

柔軟でパワフル、そして腰痛知らずのカラダをつくります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月12日 (木)

小開門挙:関節をゆるめる

4月の気功教室では、
八卦掌の入門套絽小開門拳を取り入れました。

小開門拳は世界で一番短い套絽です。
そこに八卦掌の奥義も秘められています。

4月の気功教室では、小開門拳をしながら、
カラダの動きを学んでいきます。

たとえば、
左方向へ向くとき、
股関節を開いて左足を擺歩(外側へ向ける)、
それに手(腕)と上半身が一緒に動きます。

カラダの部位を、
部分的(足先だけ、腕だけ等)に動かすのではなく、
全体をコーディネートしながら動かすことを学びます

こうしたカラダの使い方、コーディネーションが身につけば、
日常生活においての動きがとてもスムーズになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月15日 (金)

八卦掌心得 「勁」

師曰く・・・

他人様を傷つけて喜ぶ心理や、他人様同士を傷つけ合わせて喜ぶ心理は理解できませんが、きちんとした、ある程度以上の威力の発勁ができるようになると、発勁そのものが快感になります。周転功などでも、小周天の段階を超えるとすごく気持ちよくなります。そこにいたるには不必要なりきみを除いて、至純の発勁ができるようにならないといけません。頑張れば数年で身につきます。

・・・・少し専門的かもしれません。
でも健康志向の気功も基本は同じです。

自然体です。
りきまずに自然に、
身体が動くように動かす・・・です。

少しづつ毎日気功の練習を重ねていくと、
思わぬところで思わぬ力が出るようになります。
その力を自分を高めるように使えると楽しいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月30日 (木)

八卦気功の合理性

気功は効率のいい合理的な健康法です。
ココロとカラダを同時に鍛えるからです。

カラダを鍛えるには筋トレなどいろいろな運動法があります。
ココロを鍛えるにはヨガなどいろいろな瞑想法があるでしょう。
ところが、八卦気功はそのどちらにも同時に答えてくれます。

八卦気功のエッセンスは、
ひねってのばす螺旋運とポーズをとりながらの歩行です。

意識を円の中心に向けながら歩くのは瞑想法に通じます。
同時にカラダ全体を刺激してインナーマッスルを活性化、
そしてカラダ中にあるツボを適度に刺激します。

ココロとカラダが同時に効率よく鍛えられる道理です。
無駄がありません。短時間での効果も期待できます。

八卦気功には150年の歴史がありますが、とにかく現代的です。
ストレスの多い、多忙な都会的な生活のなかにフィットします。

生きることを教えてくれる螺旋の動きです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月22日 (水)

股関節再び

今日のクラスはちょっと充実でした。

ねじって伸ばす運動。
股関節を重点的に動かしました。

するとおもしろいことに、
生徒さんたちの気配がみるみるうちにかわりました。

特に股関節はすぐれものです。
カラダの使い方がかわります。

いつもの立って股関節を回す扣歩擺歩運動あと、
しゃがんで片足ずつ横に伸ばして、
足首を軸に(90°)つま先を前へ、後ろへ。

かなりきつい運動です。
股関節がぐるりと回らなくてはなかなかできません。
しかし、この運動のあとでいつもの股関節回しをすると、
驚くほど動きます。みなさんびっくり。

このあたりから、みなさんの血色がぐっとよくなりました。

それから馬歩。
きょうは、中腰でしゃがむときに、
腰がひけないように、
股関節を軸に腰を前へ、を意識しました。

おすもうさんの四股を踏むときの恰好にも挑戦。
これは古武術的なスタンスですね。

何かをひろうときなど、腰を曲げますが、
いわゆる腰、ウエストの下あたりで曲げていると、
そこで突っ張るようになるのであまりよくありません。
腰を痛めることにもなりかねません。

できるだけ、股関節のあたりを軸にして曲げるようにします。
少し難しいですが、意識しているとできるようになります。

練習しているとおもしろいことが起こりました。
背骨や股関節のゆがみが自己矯正されたようなのです。
足腰の痛みがすっときえたと生徒さんたちが言い始めました。

股関節のゆがみは、こうして内側から自分で治せるのです。
すると、骨の部分だけでなく、内臓も一緒に動きます。
トータルな形でカラダを調整してくれるようになります。

股関節の柔軟性は女性には特に必須です。
腰痛、冷え予防に大変効果があります。

これでたっぷり一時間使ってしまいました。
きっとおもしろい体験だったと思います。
とっておきの奥義を披露してしまったかもしれません・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月17日 (金)

股関節

朝夕冷たい風が吹くようになりました。
整骨院にもブーツが並ぶ季節です。

一日歩き回ったり、事務仕事をしたりすると
どうしても足がむくんできます。
でもすっきりブーツをはきたいですね。そんなとき、

股関節から足全体を内側外側とねじる運動がおすすめです。
先日治療に来られた方は、会社で休憩時間になさっているそうです。
するとむくむや痛みがなくなったそうです。よかったですね。

かかとつけて、足全体を股関節からねじります。
片足ずつ、内側、外側、とねじります。
腰から足全体が引っぱられている感じになります。

興味のある方は、フェリシモの挿絵を参考にしてみてください。
どこでもできて、効果万能の運動です。サイトはこちら↓

http://shiawase.felissimo.co.jp/chair/chair_relay_tmp.cfm?rchairNo=30&artDay=5&rchairID=14

股関節の調整はダイエットにもいいと言われていますね。
この足をねじる運動は、もちろん股関節の調整になります。
すると、腹腔がゆったりして、内臓の動きがよくなります。
食欲もでますが、消化もよくなり、代謝量も増します。

太らない体質になっていきます。
勿論、下半身もスリムになります。

気功の生徒さんですっきり痩せた方がいらっしゃいます。
聞くと、体重は全然変わっていないのだそうです。
つまり、きちんとカラダがしまってきたのですね。

ダイエットは、体重の数値で計るものではないと改めて思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 5日 (日)

松井秀喜の変化—内転筋がぷるぷる

「ヒデキマツイ2006」という記事を読ませてもらいました。
骨折から復帰、打撃フォームが変わったということが書かれています。

記者のことばには、
「ひざが弾力を秘めているようなカラダの配り」・・・
いろいろ新打法が分析されているようです。

この記事でおもしろかったのはマツイの思考の経過です。
「どうすれば、大地からもっと巨大なエネルギーを取り込むことができるか・・・」
地球のエネルギーが足から体幹、両手、そしてバットを通して伝えられる。
そのときいかに消費量を最小にして打撃力をあげるか・・・と考えたそうです。

八卦掌をしていると、思わずにやにやしてしまいます。
大地からのエネルギーを吸収して、いかに効率よくそれを使うか。
自然のパワーと合体して、筋力のパワーの限界を超えた打撃力を生み出す。
まさにそれですね。

八卦掌八卦気功では、馬歩という基礎訓練をします。
中腰で馬にまたがっているようにしてじっと立ちます。
一見何もしていないような地味な動作ですが、なかなか大変です。
一分!といっても生徒さんたちからは抗議の視線です。
このとき大切なのは股関節をしめ、足の指でしっかり大地を摑むこと。
自然に内転筋はぐっとしまります。
マツイの内股プルプルは、馬歩にも通じます。

しかし、ひとつ違う点があります。
マツイはスタンスを広く取って「がに股打法」。
八卦掌では膝はできるだけ内側に、内転筋をもっとしめます。
ここに他の武術にはない八卦掌の奥義があるといってもいいでしょう。

このスタンスを取り入れることができればもっと打撃力はあがる、という気がします。
「がに股」になって歩幅が大きくなると、上半身の可動域が制限されます。
八卦掌であれば、歩幅が狭まり、コンパクトに上半身が使いやすくなります。

その点、たぶんイチローのほうが八卦掌的身体の使い方に近いようですね。
またそのあたり師匠に聞いてみたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 3日 (金)

八卦の気

生徒さんに質問を受けました。
「気で人を飛ばすことができるのですか?」

勿論、できなくはないそうですが、
それはまた違う鍛錬法になるそうです。

うちでお教えしている八卦気功では、
そういうことを目指してはいません。
気をさらに進化させることを目指しています。

そのためには、まずは内功です。

中国武術では内功を重視します。
内功は、気をもうひとひねり加工したものといえるでしょう。

内功がなければ、中国武術ではないそうです。それくらい重要です。
内功がなければ、ただ身体を動かしているのと変わりないそうです。
内功がなければ、ココロとカラダを同時に強くすることはできません。

うちでお教えしている宮氏八卦掌の気功は、
内功を鍛えるのに有意義な気功法の一つです。
健康重視の洗練された気功法です。

加えて、八卦気功はまさに歩く哲学です。
カラダを動かしながら、
カラダだけではなくココロも鍛えます。

気功から身につける基本的なからだの動かし方は、
他のスポーツの基礎訓練としても非常に有益だと思います。
身体も精神も充実するからでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月18日 (水)

八卦掌心得 「変化」

変化は、八卦掌のエッセンスです。

部分的ですが、師匠語録から紹介したいと思います。

師曰く、
八卦掌の根幹には「変化していく」というものがあります。
武術においては、円周をまわるような歩法で動きながら、
相手と真っ正面からぶつかるようなことはせず、
相手の攻撃をかわしながら、横や後ろに回り込んで攻防します。

好戦的に挑みかかろうとする相手は困ります。
挑もうにも、気がつくとそこに誰もいないからです。

八卦掌を使う武術家は、
相手の攻撃をかわして動きます。
力を発してもその途端に瞬時に力を貯めて、
止まることなく攻撃することができます。

相手の動きを感覚的に捉えつつ、
その変化に応じて自らも変化する。
そして相手を制します。
八卦掌の思想です。

        ********

この変化の思想は「易学」にあります。
それについてはまた別の機会にします。

わたしたちに何より重要なことは、
八卦掌の思想は、普段の生活にいかすことができるということです。
どこからともなく襲ってくる様々なストレスや日々の心配事等、
そういったものをどのようにかわして、生き残っていくのか。

生きるための術を八卦掌から学ぶことができます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月16日 (月)

変化(その2)

気功教室では準備運動からはじめて八卦掌の気功の型を順番にします。
準備体操は、今フェリシモのしあわせのプチ講座でご紹介しています。
まだ気功教室を体験なさっていない方にもお読みいただければと思います。
そして試してください。シンプルですが、実のある動きばかりです。

無駄がありません。
必要なツボを刺激して、気を循環させるようにできています。
そして、自然とカラダが動くようになっていく。
知らず知らずのうちに、ココロにも余裕ができてくるようです。

この知らず知らずのうちに、何かピンと来る、が重要です。
感が冴えてくるのだと思います。そして理想は不知不覚。
淡々と生きて今がたのしい、そうなるといいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月15日 (日)

変化

気功の生徒さんたちは来られる度に何か違います。

でも、「何か変わったとか言われませんか?」と質問してみても、
「・・・?」とすぐには答えが出てきません。

「明るくなったとか・・?姿勢が良くなったとか・・・?」とさらに質問すると、
「そういえば、そんなこと言われたことがあります・・」と不思議な顔です。

たぶんご自分で気づかないうちに何かが変わってきているのですね。
それが何となくいいです。八卦掌らしい感じです。

カラダもしっかりして、存在感があります。

しばらく今日の気功クラスに来ておられなかった若い男性、
帰り際に思わずこうつぶやかれました。
「みなさん(女性たち)背筋がすっとしてしっかりしてきましたね。」

本当にますます仕事にも遊びにもパワーアップされているようです。

それだけ、八卦掌八卦気功がよくできたシステムなのだといえるでしょう。
そのしくみをもう少し説明できるようにと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月 8日 (金)

八卦掌心得 「縮伸」

八卦気功では、八つのかたちを続けて行います。
ひとつのかたちから次のかたちへ移るときに、
両手を前で交差させて自分をだっこするようにします。
そこで一息、そしてつぎのかたちです。

実はこの動作には重要な意味があります。
カラダをここで小さく縮めるのです。
このとき筋肉はキュッと緊張します。

それから次の動作に入ります。
力まずにのびのびとカラダを伸ばします。

この縮伸は、八卦掌、八卦気功のエッセンスです。

縮むときには、できるだけ小さく。
伸ばすときには、できるだけ大きく。

緊張と解放の繰り返しです。
とても効果のある気功です。

柔軟で弾力のある若いカラダを保つためには、
この縮伸を基本とした運動はとても重要です。

八卦掌では150年以上も前からこの運動を行ってきました。
伝統と経験に支えられ、今に生きていると思うと感動します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月30日 (水)

女性と武術2

フィットネスの理論にはいろいろなものがありますが、それはフィットネスに特化されていることもあって、命をはぐくむとか、子供を導くというか、そういうことについては言及しない場合が多く、別に学ばなくてはいけない部分が出てきます。伝統武術の体系のなかにはそういうものがきちんと含まれているものです。
 
伝統武術というと、型の稽古をするだけだと思われがちなのですが、立ち居振る舞いから衣食住にいたるまで、おおよそ人間生活のほとんどの部分をカバーする度量があるものです。
 
簡単な話、時代劇では平手造酒とか眠狂四郎のような例が出てきますが、不健康では「敵」に打ち勝つことはできませんし、命をはぐくみ、師弟をよく導く体系がなければ、その体系は失われてしまうのです。
 
その淘汰に打ち勝って残っている伝統武術には過去の人たちの叡智が凝縮されているといっても過言ではありません。それを将来を担う子供たちを慈しみ育てる機会の多い女性が学ぶことは非常に意義深いものがあると思います。
 
武術は人を打つためだけのものではないのです。


以上、師匠の書かれたものの中から引用させていただきました。
最後の一文はほんとうに重要なことだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月29日 (火)

女性と武術1

師匠が女性と武術について書いておられることがあります。
ここでご紹介したいと思います。

(女性が武術を学ぶことには、)
いろいろな目的というか目標があるようなのですが、女性が武術を学ぶということはいろいろな意味で有益なことだと思います。

それは護身とか、フィットネスとか、そういう目的のためでもいいのですが、身体や心身の成り立ちというか、構成を理解する過程を経ることによって、女性らしさというものや、その後母となって命をはぐくむ上で役に立つことが多いということが大きいと思います。

副次的な効果として、男性が武術を学ぶ環境がよくなるというか、理解者が増えるということもありますが。

世の中にはいろいろなフィットネスの方法がありますが、いろいろな理論の上に成り立っています。あまり悪口になるようなことも書きたくありませんが、そういった理論の中には非常に怪しいものがあったりします。
それが証拠に、フィットネス理論、ダイエット理論など、いろいろと取りざたされますが、長い年月の間通用し続けるものがそれほどないということがあります。

武術の世界でも半可通の人が理論を発表して、それなりに取り上げられますが、数年もするとその理論自体の修正を余儀なくされたり、その人が表舞台に出てくることがなくなったり、武術とは違う領域で活躍するようになってしまったりします。

比較的新しいというか、伝統的なものを精通するまで学んでいない方が多いように思います。伝統武術は長い年月の間にたくさんの人の「検証」を経て、成り立ってきたものですので、きちんと学べば、それだけの効果を得ることが可能な技術の体系であると思います。

それは健康増進というような目的についても、同じことがいえると思います。(続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月19日 (月)

ON AIR

KISS FM KOBE、KOBE HUMAN RELATIONの番組に出演してきました。
神戸のトレドマーク赤いポートタワー見下ろすKISS FM KOBE。
サウンドクルーは、吉川朋江さん。

吉川さんの巧みなリードで、前半7分、リクエストをはさんで後半7分。
緊張しましたが、とても楽しい、リッチな時間を過ごすことができました。
吉川さん、KISSFMスタッフのみなさん、ありがとうございました。
いい経験をさせていただきました。

メローでしゃれていて、KISSFM KOBEの雰囲気はとてもやさしかったです。
そしてスタッフの方々の無駄のない、そしてきめの細かい番組作り・・・
たいへん印象づけられました。
なつかしい、そして新しい神戸の感触でした。

番組では、
☆どこにもない整骨院をめざす!
☆新しい治療と予防医学をめざす!
☆神戸伝承の正統八卦掌・八卦気功を神戸のみなさんに知ってもらいたい!
・・・・というわたしの夢をお話しさせていただきました。

ON AIRでこんなに自分の夢を語ってしまって・・・気恥ずかしいですね。

番組でのリクエスト曲は整骨院でいつもかけている曲から選びました。
FarfestaのT' Wonderful、明るい朝の陽ざしを感じさせるボサノバです。
整骨院のふだんの空気を感じていただければと思いました。

番組終了後、
さっそく師匠から、そして友人から激励のメールをいただきました!
聞いてくださっていたのだと思うととてもうれしかったです。謝謝!

今日の番組は、HUMAN RELATION・・・、
人と人とのつながり、その思いにいっぱいになりました。
ありがとうございます。

戻ってさっそく治療です。お昼休憩をはさんで、午後からまた頑張ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月24日 (水)

いまをいきる

八卦掌は、神秘的な中国武術でしられています。40年ほど前、日本では謎の拳法として紹介されました。八卦掌から多くの名人達人を輩出しました。この方たちが多くの伝説を遺されたからだとおもいます。

八卦掌は中国四大武術に数えられますが他の三流派に比べると新しい武術です。歴史的には江戸時代の末期ぐらいに成立したと考えられています。

八卦掌(八卦拳)は「悟り」を開くことや「道」を極めることを目指すのではなく、ひたすら術の鍛錬を目指します。向こうの世界にワープして人間離れするのではなく、いまこの世界でひたすら人間らしく生きていくためのワザを教えてくれます。しあわせに生きるためのココロとカラダの訓練です。

ですからうちの流れの八卦掌では、師匠と呼ばれた方々も神格化されることはなかったようです。みなさん近所のおじさんといったごく普通の人でした。勿論ココロもカラダも驚異的に強いことは強いのですが、それで「人間」でなくなるわけではないからです。戦闘モードに入らないときは、普通以上に凡庸に見えるような方々だったのだろうと想像しています。

わが師匠も、八卦掌をすればするほど普通の人になっていきますとおっしゃっていました。

師匠は、三つの頃から近所の親切なおじさんと遊んでもらっていたようです。この近所のおじさんが、実は中国から日本(神戸の港)へと渡ってきた正統な八卦掌の流れを継ぐ師匠だったのです。もちろんすごいのはその遊びがすべて将来八卦掌を学ぶための基礎になるようなものだったということですが。

この中国からやってきた達人は、日本に来て神童に出会ったと思われたのかも知れません。それでも近所の子供と遊んでくれるようなやさしいおじさんであったことは確かです。結果としては、まれにみる(おそらく今の時代では不可能な)英才教育を受けて育った武術家を生み出すことになったわけですが・・・。

ついでながら、八卦掌はこうして日本、それも今わたしのいる神戸に伝わったのです。

武術は流行語にもなっていますが、それを実学として毎日の生活に生かせてこそ意味があります。八卦掌は、限られた人だけに開かれた特殊な趣味ではなくて、誰にでも開かれたものでなけれなならないと思っています。そして練習で体得した技は(もちろん師匠と初心者との違いはあるとしても)日常生活の中でわたしたちをより元気に幸せにしてくれる方法でなければなりません。

・・・危険を察知する、すっと身をかわす、欲しいものにさっと手が伸びる、くよくよすることなく常に心機一転新たな視点で一日を始める、他者を見て聞いてその関係の中で自然なコミュニケーションをはかる・・・などなど、明るく前向き、まっすぐな生きる姿勢を教えてくれると思います。

八卦掌はカラダだけではなくココロも柔軟にそして頑強にしてくれます。ストレス社会を生き抜くための備えにもなるでしょう。

正統八卦掌の日本発祥の地である『神戸』から、八卦掌・八卦気功のエッセンスを少しずつでも発信していきたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月21日 (日)

アンチ・エイジング2

東洋医学では「老化」とは「カラダが硬くなる」ことをいいます。

整骨院のウェブページにも書いていることなのですが、赤ちゃんのような柔らかくしなやかなカラダに戻ることが理想です。赤ちゃんのいきいきとした目、もちもちしてしっとりとした肌のつやは、内に秘められた生命力を感じさせますね。

この理想は実現可能です。その方法として八卦掌から生まれた八卦気功を実践しています。中国皇帝が養生法として選んだのがこの八卦気功でした。カラダ全体に気が循環してカラダを元気にします。

先日の八卦掌の練習のときのことです。うちの師匠がある若い女性の生徒さんの背後からすっと手をのばして付きを入れました。師匠の腕が急に目の前に現れて、その生徒さん思わず、「女性の腕のようですね」とおっしゃいました。それほどもちもちしっとりつやのある肌を師匠はお持ちです。(笑)

ネチネチと練習することについて書いてきたのですが、それがまさに若返りの秘訣です。内側の筋肉(インナーマッスル)が鍛えられると、カラダはしっかりと支えられるようになります。全体のバランスもとれるようになります。大きな筋肉がやわらかくもちもちしていてもいいのです。筋肉モリモリが必ずしも健康と若さの印とはなりません。動きも軽くなります。関節が開いて動くようになり、カラダ全体が柔らかくなるからです。

いつまでもさっそうと街を歩ける、いざというときの瞬発力もある、そして欲しいものにさっと手が伸びる(・・・?)、に加えて、つやつやとしっとりした肌、となると、八卦気功はなかなかおいしい老化防止法ではないかと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月16日 (火)

歩く

八卦掌ではひねってねじって、じっくりとインナーマッスルを鍛えます。手、腕、足、腰などひねってねじってぐるぐるして、を繰り返します。マシンで大きな筋肉をトレーニングするというような訓練とは随分違います。

とりわけ重要な練習方法に「歩く」ことがあります。八卦掌では走圏といいます。練習では小さな円をぐるぐる回ります。ぐるぐるしているだけで鍛えられるのかと疑問に思われるかもしれません。横で見ていると確かにちょっと不思議です。

でもこれがインナーマッスルを効果的に鍛える方法です。

歩くときには、円の中心を意識しながら、円周をまわります。

気功のポーズをとりながら歩きます。

八卦掌では着地の時に足裏全体で地面をとらえます。そして前に出した足に重心を移動しながら後ろの足を前にだします。簡単なようですがけっこう奥が深いです。慣れてくれば、少しずつ腰をおとして歩くようにします。円周を回るので、足首、膝、そして股関節をねじる運動になります。達人になれば膝を90°くらいに曲げたままで、敏速にすべるように歩くことができるようになります。

大きな筋肉ではなく、内側の筋肉(インナーマッスル)を鍛えることで可能になる動きです。そして内側から力がわいてくるようになります。

歩く練習をすることで、膝や股関節が柔らかくなります。無駄のない重心移動の方法が身に付きます。歩くことにカラダ全体の動きが連動するようになります。とても自然な動きになります。

八卦掌の技は、すべてこの歩く動きのなかから磨かれてきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月13日 (土)

シールド

八卦掌は、ココロとカラダを自己防衛する方法です。

書評にも取り上げられていた絵本「盾(Shield)」は、自分を守る方法を問いかける絵本です。自己防衛ということが今大切になってきたのだとあらためて考えさせられました。

作者である村上龍氏は、傷つきやすい「心とか精神とか呼ばれるもののコア・中心部分」をわたしたちはそれぞれのやり方で守っているのではないか、そして、これからの時代は自分で自分を守らなくてはならない、そう思われてこの絵本をお書きになったそうです。

「おわりに」にはこう書かれています。「わたしは一つの仮説を立ててみました。わたしたちのはとてもやわらかくて傷つきやすく、わた したちはいろいろなやり方でそれを守っているのではないか、というものです。そして守るためのいろいろな手段を『盾・SHIELD』という言葉で象徴させ ることにしました。・・・自分はどんな盾を持っているのか、 あるいは持とうとしているのか、読者のみなさんが考えるヒントをこの絵本で得ることができればと思います。」

わたしも「自分で自分を守る」「健全な自分を維持する」ということがますます必要になってくるのではないかと思うようになりました。普通の弱いわたしたちが、自分で自分のココロとカラダのメインテナンスをしていかなければならない時代です。もう人任せにはできません。

でもなかなか一人でそれを実行するのはたいへんです。仲間と一緒に少しずつ鍛錬することができるといいのではないかと思っています。

昨日の気功のクラスでは、生徒さんと一緒に丸くなってぐるぐると歩きながら気功をしました。わきあいあい、かなりの熱気でした。ふと、おたがいに元気の素を与えあっているぞ、という感じがしました。クラスが終わるとみなさんそれぞれ別の場所へと帰っていきますが、紅潮してほころんだお顔は、晴れ晴れしています。教室に来られた時のちょっと疲れて緊張した感じはなくなっています。

自分の元気を守るシールドを知らないうちに再確認されたのかも知れません。

GWも終わりました。忙しい日常が戻ってきました。ストレスの総攻撃をかわしながら、毎日を楽しめる自分を見つけていくことができればと思います。

・・・わたしの思っているシールドは、ストレスの解毒装置なのかも知れませんね!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月12日 (金)

インナーマッスル

外から見える大きな筋肉アウターマッスルの内側にある筋肉をインナーマッスルとい います。力こぶを作ったり、強い力を発揮するときにアウターマッスルが主に使われ ます。負荷をかけたマシントレーニングでは、このアウターマッスルが強化されます。ボディビルダーの筋肉のようなものです。

インナーマッスルは、アウターマッスルの内側にあり、関節を固定する筋肉です。
主に関節の回りに存在します。マシントレーニングでは鍛えれないと言われてます。

しなやかで力強い動きをするためには、インナーマッスルを鍛える必要があります。 回したり捻ったりするような複雑な動き、あるいは、力任せにではなく内側からズシ ンとくる鉛の塊のような打撃をするには、インナーマッスルの働きがとても重要にな ります。

インナーマッスルを鍛える方法は、ひねる・ねじる動きを行うことです。八卦掌・
八卦気功の準備体操はそのひねる・ねじる動きの連続です。首や手首、肩、そして足首、膝、股関節・・・それぞれをくるくるまわしながら、あるいはじっくり筋をのばすように して少しずつ緩めていきます。からだをほぐしながら、同時にインナーマッスルが鍛 えられていきます。単なる準備体操ではありません。

インナーマッスルがしっかりしてくるといいことがあります。腰からすっと足が前に でて歩きやすくなった、躓かなくなった、手がうしろにも回せるようになった、腰痛 や関節炎の痛みがやわらいだ、などなど。しなやかで強い動き、すなわち美しい身の こなしです。

武術的には、敏速で無駄のない動き、直線的に一方方向へ攻撃する力ではなく、力を 次の動きへと展開していくことのできる舞踏のような流動する動きへとつながります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月29日 (土)

春眠

患者さんや生徒さんはみなさんもう少し元気に動きたい、とにかく現状維持、といった希望をお持ちです。ここへ来るだけでなんとなく元気になった気がするといってくださる方もいらっしゃいます。うれしいことです。

治療をさせていただいたあとや、気功のレッスンのあと、患者さんや生徒さんがほわーっとして眠そうな目をしておられるのを見ると、ちょっといいことをしたかな、と思います。でもこのまま寝てしまって仕事にならない!とおしかりをうけたらどうしよう、と思うこともあります。

そろそろ春の陽気から新緑の初夏へと季節が移り変わっていきます。でも、もう少し眠たい春の午後を楽しんでもいいのではありませんか。スローにのんびり、手足をのばして・・・?

都市生活に慣れてしまったわたしたち現代人には毎日何かとストレスになる要因を作り出しています。そしてそれを気にしてまたストレスをためてしまうことも。悪循環ですね。なかなか肩こりや腰痛が治らないという方はたくさんいらっしゃいます。

治療でカラダをほぐしながら、それがココロのストレスをほぐすことにもつながれば、と思っています。眠くなってからだがリラックス・・・それが毎日のチューン・アップになれば、と。

もう少し眠い春を楽しんで、明るい新緑の季節に備える、というのはいかがでしょうか。今は季節の変わり目、次の季節へ向かってのチューン・アップに使いましょう。

院長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月28日 (金)

善意

・・・どんなに人に迷惑をかけても「善意から」と「純情さ」で許されると思いこん でいる人たちほどたちの悪いものはない。逆に悪人や偽善者における始末のよさは「彼らのゲームにルールがあること」で、きわめてつきあいやすい。・・・「されば 世ののすべての悪人と偽善者との上に祝福あれ!」・・・

批評家中野好夫さんの「悪人礼賛」からの引用をしたある新聞のコラムの一節です。 そのコラムを書かれていたジャーナリストが先日なくなったと知りました。59歳だ ったそうです。古今東西の文芸に通じた方でもありました。

ご冥福お祈り申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)